中島屋グランドホテル

nakajimaya crossing

株式会社中島屋ホテルズ
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Title “Nakajimaya Crossing”

Message from Hotel

 「様々な革新的な取り組みによって推進されていく静岡と共にありたい」
そのようなローカルホテルとしての想いを、静岡の伝統工芸技術の掛け合わせに乗せ、デザインしていただきました。
 作品からはひとつひとつの伝統技術の精度を垣間見ることができます。また、私たちとしては、それぞれの技術を絡み合わせ、新たな価値を探るという実験的なプロジェクトに前向きに取り組んでいただいた職人のみなさんの心意気の現れを感じます。静岡の各所にはそのように新しい価値をローカルから生み出そうとする取り組みがあります。その心意気こそ、私たちが同郷人として誇りを持って、みなさまにお伝えしたいものであるという想いから、この作品の設置に至りました。

株式会社中島屋ホテルズ

代表取締役社長 鈴木健太郎

Message from Designer

 中島屋ホテルズの100 年以上に渡る歴史と、そこに訪れた何万人にも及ぶ人々の交わりは、静岡の地に計り知れない様々なものを産み落としてきたはずです。このオブジェには、静岡で育まれた4人の伝統工芸技術の個性と、その交わりが表現されています。それはまるで人々の暮らしのひとときが交差するホテルという場所の、見えにくくも、確かに存在している役割のようでもあります。

Design: UO(ウオ)

静岡県浜松市を拠点とし、松田優と谷雄一郎により2020年に設立したデザインスタジオ。多様な企業・組織との製品開発と自主プロジェクトを往来し、互いの活動をフィードバックすることで今後の社会に必要とされる意味や価値の探求と、それらの社会実装に取り組む。

Design: UO(ウオ)

静岡の伝統工芸

静岡市では古くから型染や紋染が行われ、江戸時代には多くの紺屋がありました。伝統的な技術とデザインの融合によって生み出される、藍と白の力強いコントラストが魅力ですが、今回は製造工程で出る商品にならない茶葉を染料とするお茶染めを使用しました。煮だした茶殻を堆肥に加工するという、循環に配慮したものづくりも現代的で、その特徴のひとつです。

駿河和染

駿府城や浅間神社造営のために全国から優秀な職人が集い、その後に定住したことから発展したと言われます。京指物の「雅」と江戸指物の「粋」、双方の要素を取り入れるように発展したことが特徴です。全て木を組み合わせてはめ込んで作るため、緻密な加工を行う技術力が必要とされます。

木工指物

江戸時代末期に高級な木材を扱う商人が開業したことが始まりでした。当初は足踏み式のろくろで木材を回し、そこに鑿(ノミ)を当て、丸く削ったり、中をくり抜いたりして成型していました。その後、蒸気機関や電動機へと動力が移り、器具も改良されたことで更に発展し、1960年代には挽物生産高日本一を誇りました。なめらかな曲線や木目には独特の温かみがあり、思わず吸い寄せられます。

静岡挽物

良質な竹が育つ環境にも支えられる静岡の竹千筋細工は1840年頃から続くと言われます。他の産地と比較した際の最大の特徴は、角がない丸ひごを使用している点です。一本一本穴を通して作られる丸ひごは、丸ひごを指す穴を開ける角度、継ぎ手が見えないように斜めに切って行う接着など、精巧な技術によって、柔らかで優雅な表情を持った製品に仕上げられます。

駿河竹千筋細工
駿河和染-駿河竹千筋細工

駿河和染-駿河竹千筋細工

木工指物-駿河竹千筋細工

木工指物-駿河竹千筋細工

静岡挽物-木工指物

静岡挽物-木工指物

駿河和染-駿河竹千筋細工

駿河和染-駿河竹千筋細工

木工指物-駿河竹千筋細工

木工指物-駿河竹千筋細工

静岡挽物-木工指物

静岡挽物-木工指物

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職人紹介

鷲巣 恭一郎|お茶染め Washizu.

鷲巣 恭一郎|お茶染め Washizu.

静岡市指定の伝統工芸技術と静岡の最大の資源であるお茶産業を掛け合わせて、新しい産業を創出することを目指すなど、様々な素材への染色を試みて可能性を広げている。

駿府の工房 匠宿「竹と染」工房長(染色)

戸田 勝久|KOZOU HAKO STYLE

戸田 勝久|KOZOU HAKO STYLE

静岡市指定の伝統工芸技術と静岡の最大の資源であるお茶産業を掛け合わせて、新しい産業を創出することを目指すなど、様々な素材への染色を試みて可能性を広げている。

駿府の工房 匠宿「竹と染」工房長(染色)

百瀨 聡文|挽物所639

百瀨 聡文|挽物所639

挽物師。静岡デザイン専門学校卒業後、静岡市伝統技術秀士 岸本政男氏、岸本真紀氏に師事。2011年「挽物所639」を創業。伝統に裏打ちされた技術を生かしつつ、海外市場も見据えアップデートを重ねる。

杉山 茂靖|みやび行燈

杉山 茂靖|みやび行燈

伝統工芸士。杉山家の三男として誕生し、大阪や福井にて販売業の経験を経て家業へ入る。
駿河の工房 匠宿「竹と染」工房長(駿河竹千筋細工)

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